2019年2月3日日曜日

メキシコ企業 スマートフォン市場でIT業界の巨大企業に挑む

https://www.milenio.com/negocios/smartphones-mexicanos-contra-gigantes-tecnologicos
ゴリアテに挑むダビデのように、スマートフォン業界でもメキシコ企業がIT業界の巨大企業に挑んでいる

Lanix, STF や M4 などのメキシコ企業は何年にもわたり開発を続け、今や市場でのシェアも有している
これら(メキシコ企業)の端末は、大手が6千ペソ以上の価格をつけているのに対し、平均して1,500から5千ペソで販売されている。
Samsung,LG,MotorolaやAppleといった企業の端末はメキシコで69%ものシェアを持ちこれらに対抗するのは容易ではないが、正面から挑んでいる
調査機関CIOの調べによるとメキシコには通信端末は119百万台あり、そのうちの93百万台がスマートフォンであり、その数は加速的に増加している。その中でメキシコ企業のシェアは4.9%である。

これらのメキシコ企業は競争に勝つための法則を発見している。一つは価格であり、もう一つはデザインである

Huawei, SamsungやAppleといった企業は調査・研究に多額の投資をしている。そのため市場調査や改良への投資が端末価格に跳ね返り高額のものとなっている
それに対しメキシコ企業はもっと入手しやすい価格で対抗している。もちろんキャラクターは魅力的なものにするものの市場での流行を追随したものに過ぎない。

Lanixはソノラ州エルモシージョに拠点を構える28年もの歴史を持つ技術分野の企業である。移動体通信製品自体は9年の歴史にも関わらず実質3.4%のシェアを持っている
リーダーモデルであるIllium Alpha 9は両面カメラ機能、Android8.1, 6.2 FHDモニターで7.9千ペソである。一方Samsungの類似モデル A8は1万2千ペソとなる。
同社はAmerican Movil社(最大の通信企業)ならびにMediaTek社と提携しており、国境を超えた通信が可能であり、また中南米全域の流通網を持つ。

STF社はハリスコ州グアダラハラで2013年に創業された。スマートフォン市場がメインだが音響・アクセサリーの製造にも従事している。
5.8インチ、HD、18:9アスペクト画面にデュアルカメラ搭載モデルが2,800ペソで販売しているのに対し、モトローラ社の類似モデルは3,900ペソである。
オンラインショップやWalmartでも販売をし、昨年は40%の成長、今年は30%の成長を目指すとしている

M4は2012年にメキシコシティで創業、消費者の求める製品を開発することを社の方針とし、1,500ペソから4.500ペソの商品を販売している。
戦略の一つとして口コミならびにネットでの宣伝によるポジション作りを挙げている。
クリスタル加工された金属で覆われた5.5インチモニターモデルが3千ペソ。グアテマラ、エルサルバドル、オンジュラス、ニカラグアやコスタリカを含む10カ国で販売されているが中南米全域での販売を目指している
American Movil, MediaTekならびにQualcommと連携し、最新モデルでは1.5GHz高速通信帯域に対応している。

これらの企業は将来有望なようであるが、まだまだアクセルを緩めるわけにはいかなさそうだ。



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